地域猫活動ってなに?

「飼い主のいない猫でも、生きているんだから何かをしてあげたい」と思っている人はたくさんいます。一方で「飼い主のいない猫は迷惑だ」と思っている人もたくさんいます。地域には、猫が好きな人、無関心な人、嫌いな人、動物アレルギーなどで苦手な人が混在して住んでいます。
 望まれない命は作らない、作らせない。生まれてきた命はできるだけ長生きさせてあげたい。しかし、ただの「エサやり」になってしまうと、地域社会に新たな問題を起こしてしまうことになりかねません。エサをあげることが悪いことではありません、またエサをあげないことが解決になるわけではありません。地域の中で意見交換をして、出来るだけ多くの合意を得て進めるのが「地域猫活動」です。

地域猫活動の目的

将来的には飼い主のいない猫を減らすこと。
飼い主のいない猫を勝手気ままな「飼い主のいない猫」として放置するのではなく、猫の嫌いな人にも、ある程度許容してもらえる「地域猫」として地域ぐるみで飼養して、徐々に頭数を減らしてトラブルの解決を目指すのが目的です。

地域猫活動を始めよう

▼みんなの協力が大切
飼い主のいない猫で迷惑を受けている人にも声をかけて説明し、協力を呼びかけます。

▼現状の調査
・猫に対する苦情は? 猫にエサを与えている「エサやりさん」の数と行動は?
・その地域に居ついている「飼い主のいない猫」はどのくらいいる?

▼方針の確認
迷惑を受けている人、エサやりを続けている人、それぞれ意見を交わしながら、「猫の捕獲・不妊去勢」「適切なエサやり周知」「トイレの管理」など具体的な活動を共有し、一代限りの命を出来るだけ快適に長生きできるように、地域ぐるみで育てていきます。